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2021.05.12 | トピックス

七分仕立て お客様の出来上がりなど サローネパルテンツァ大阪

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こんにちは。

大阪店の岩元でございます。前回のブログからかなり間が空いてしまいました…コロナコロナな世の中ですが、大変ありがたいことに忙しく仕事をさせて頂いています。日々やることが多く1日があっという間に過ぎていき、気付けばもう5月の半ば、言っている間に秋冬の準備がスタートしますね。

さて2月からスタートした七分仕立てですが、こちらも誠にありがたいことにご注文を多数頂戴し、縫製作業につきっきりです。私自身展開しても反響があるのか多少の心配はありましたが、杞憂でした。信念や想いといった根性論的なものは数字として見えはしないですが、お客様にはSNSやこのブログを通して伝わるものだと改めて感じました。また店頭でサンプル品をご試着して頂き、嬉しいお言葉を頂戴することもあり感謝とともに私自身の自信にもつながりました。

七分仕立てにおいてはトラウザーズがまだ展開出来ていなかったり、ダブルやピークドラペルといった他のデザインがまだ開発中です。こちらについては本年度中に展開出来るよう準備を進めておりますので、楽しみにしていてください。

 

さてSNSでは写真をアップしていましたが、ブログではまだご紹介出来ていなかったお客様の出来上がり品や仮縫いのご紹介をさせて頂きます。

こちらはロロピアーナの生地でご注文を頂いたジャケット。仮縫い時の写真を撮り忘れていて無いのですが、仮縫い時からフィッティングは良好で本縫いに取り掛かる際は大きな補正無く進めることが出来ました。七分仕立ての袖山はマニカカミーチャを標準としていますが、こちらのジャケットはお仕事でも着用されるとのことでしたのでカミーチャとは逆の袖高にしてクリーンな印象になるよう仕上げました。

きつすぎず、緩すぎず体にしっとりと寄り添った服に仕上がったかと思います。フロントの釦を外してもフロントカットの落ち方はバッチリです。

 

 

続いてタリアデルフィノの生地を使用したジャケット。非常に打ち込みが甘く、軽いイタリアらしい鮮やかなグリーンの生地を使用しました。

仮縫いのフィッティング時の様子です。打ち合いが少々きつそうなのでこれは本縫いの前に補正を入れておきます。こちらも大きな修正や補正はなく本縫いに進めることが出来ました。こちらのお客様は小柄ながら体格がしっかりとされており、メリハリをきかせたシルエットをイメージしています。完成まであと少しです。

余談ですが、この七分仕立てジャケットに使用している毛芯はサンプルの製作段階では弊社モデリストの金子が開発したものを使用させて頂いていたのですが、型紙をグレーディングしていった際に七分仕立ての型紙との乖離が大きくなることが分かり、結局毛芯も七分仕立て用のものを作ってしまいました。ですので型紙と毛芯のバランスを考えて作れることになったので胸のボリュームの出方が良くなったり、前肩の作りこみが非常にスムーズに行えるようになりました。ロットの関係で沢山毛芯を用意していますのでご注文お待ちしております。笑

 

本日ご紹介した服以外にも沢山写真を撮っているのでまた改めてご紹介させて頂きます。それと4月から展開がスタートした新たなMTMの新しいハウスカットモデルのご紹介がまだでしたので、そちらも近日中にご紹介させて頂きます

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