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2019.07.22 | Bespoke
ビスポーク作業工程 その4 パルテンツァ大阪
こんにちは。
パルテンツァ大阪の岩元でございます。
前回からの続きです。
ばらばらにして補正を入れた後、細かな作業に入っていきます。
ラペルのハ刺し、端の伸び止め、胸ポケット、腰ポケット、内ポケット、身返し据えと沢山の工程があります。
綺麗なロールを描くよう、ちくちくとラペルにハ刺し。
胸ポケット。
こちらのスーツはフォーマル用なので星は入れておりません。
綺麗に胸に沿うよう外回りの分量を付けます。
胸ポケットは表身頃と毛芯の間には作らず、毛芯とバス芯の下に袋布がくるよう貫通させてつくります。
着心地にはほとんど影響はありませんが、表から袋布のアタリが出にくくなります。
この後腰ポケットも作ります。
写真を撮り忘れたので割愛させて頂きます。
腰ポケットと身返しに内ポケットを作り終えたら出来上がりの端に来る部分に伸び止めを施します。
伸び止めを据えたら縫い代を内側に折り返し、優しく千鳥掛けで固定します。
この後ラペル部分にスレキを乗せラペルの増し芯とします。
ここまで来たら次は身返しを据えます。
身返しを据え終わると2回目のフィッティングに向けて再度組み上げて中縫いの完成です。
次回に続きます。