こんにちは。大阪店　上林です。

いつもMIYUKI CRAFTS SUITのブログをご覧いただきありがとうございます。

大阪店では、ネックウェアとして世界でもっとも有名なイタリアのブランド[タイユアタイ]とのコラボフェアを絶賛開催中でございます。

さらに、期間限定でタイユアタイの創始者フランコ　ミヌッチ氏の私物を展示中です。イタリアのサルトならではの手縫いのぬくもり、デザインを一度間近でご覧くださいませ。

タイユアタイとは・・・

ブランドネームのTIE YOUR TIE（タイユアタイ）とは、「あなたのネクタイをしっかり

締めましょう＝自分のスタイルを持ちましょう」という意味です。

タイユアタイがネクタイブランドとしてあまりに有名なことと、タイユアタイという名前からネクタイブランドだと誤解されることが多いですが、イタリア最高の洒落者と言われたフランコ・ミヌッチ氏が、1984年フィレンツェに開いた洋品店（セレクトショップ）の名前として「タイユアタイ」と名付けられます。

彼は1960年代から80年代にかけて有名ブランドやメーカーのエージェントを務めながら、独特の「美意識」と「衣・食・住」すべてにおいての「スタイル」を完成させていきます。

その美意識が込められた集大成が『タイユアタイ』としてショップをオープンさせます。

同店は伝統的なイタリアのスタイルをミヌッチ流にアレンジしており、それはあえて流行を意識しないことでもあり、それが逆に何よりも新しい「粋」な着こなしの提案でした。

長きに渡り「名店」と言われ続けている所以は、キートン、アットリーニなどの厳選された優秀なサルトリアに、タイユアタイの別注品を取り揃えてきたから。

ピッティ展示会場にある各メーカーのコレクションを自分流にアレンジする彼の発想は、逆に各メーカーにインスパイアを与えることも多く、フランコ・ミヌッチ自身がピッティの羅針盤とも呼ばれていました。

今ではブランドの代名詞となっている、フィレンツェの職人の手作業によってつくられる７つ折りのネクタイ「セッテピエゲ」もその中で生まれた究極品。通常の倍近い生地を贅沢に使用し、折り込まれた生地が芯の代わりとなるため芯地無しで製作されます。アイロンを使用せずふんわりとしたスカーフのような独特な表情は極めて高級感のあるネクタイ。

古き良き時代のデザインや色合いからインスピレーションを得て、最高級生地にこだわり昔の生地を染め直すなど、そのすべてのクオリティに妥協せず、「セッテピエゲ」は発表と同時にメンズウェア業界を激震させ、フランコ・ミヌッチの名声は世界レベルとなりました。

そのため、彼の着こなしを見ようと各国のバイヤーやジャーナリストが世界中から訪れ、 彼の美意識や世界観に触れ、多くのファンをつくっていったのです。

大阪店　展示期間　5/25～6/1(木)

フェア開催期間　6/24(土)まで