皆さんこんにちは。
ミユキ クラフツ・スーツ日本橋店がお送りする、スーツの豆知識ブログでございます。
10月になり、肌寒い日が続きますね。今年も残すところあと3か月になりました。(このブログを投稿している時点では既に3か月切っていると思いますが…)
スーツが恋しい時期にぴったりの素材を今回ご紹介していきたいと思います。
綿(cotton、コットン)でございます。
天然繊維 コットン
言わずもがな、身近な天然繊維でございます。身近な服には綿と化学繊維の混紡がよく見られます。
原料は冒頭の画像のように木綿からとれる種子毛になります。
服だけでなく様々な用途に使われているコットンです。スーツに用いられる時は、秋冬の素材と考える方が多いのではないでしょうか?
まさに、今回の記事は”秋冬”にぴったりと書いておりますが…。
性質上は春夏にも快適に過ごせる素材であります。
それでは、特性を紹介していきます。
コットンの特性
コットンの特性は大まかに以下にまとまります。
- 吸湿性
- 保温性
- 通気性
- 柔らかな肌さわり
さすが天然繊維というべき。
吸湿性に優れていることだけでなく、放湿性が高く、吸収した湿気をすぐに発散してくれます。これにより、快適な着心地を感じることができるのです。
また、保温性については、コットンの繊維は中心がマカロニのように空洞になっているため、接触面積が少なく、熱伝導率が低いことで熱が逃げないようにします。
これにより、秋冬は暖かく着用できるということです。春夏は汗をかいても発散するため、いやな暑さ(じめじめ)にはなりにくいということです。
コットン大国
そんな綿(コットン)、一番生産が多い国は中国、2位にアメリカです。国土が大きい国が主な生産国となっております。
そんな、アメリカの南北カロライナ州、ジョージア州などの高地で生産されているアップランドコットン(アプランドコットン)は、全綿花生産の約90%を占めております。
その他にも、インド綿、エジプト綿、オーガニックコットンなどなど様々な綿があります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
身近な天然繊維のコットン。ウールと同じように強みを持っているもの。
今回の記事で少しでもコットンのことを知ることができたら幸いでございます。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。
ミユキのミサキでした。